< マッピング 新機能と強化機能 >
●容易になったマップスタイルの共有
マップで使用する色パターンやスタイルを共有する場合、指定した色やスタイルを他のユーザーに説明するのに苦労したことはありませんか?
色とパターンのバレットを簡単に参照できる参照用グリッドを追加しました。
●カスタムシンボルの新機能
ラスタ形式のファイルをカスタムシンボルとして追加する機能は以前からありましたが、v9.5からはカスタムシンボルのフォルダを独自に追加することができるようになりました。
これにより今までのように決まったカスタムシンボルグループ内に追加されるのではなく、独自に作成したカスタムシンボルを独自のフォルダから選ぶことができるようになりより便利になりました。
●投影法を含むShapeファイルを自動的に開く
テーブル作成前に殆どのShapeファイルのネイティブな投影法が読み取られるようになりました。 この新しいプロセスにより、Shapeファイルをより正確に開くことが出来ます。
Shapeファイルで定義されている投影法が見つかり、それがMAPINFOW.PRJファイルのエントリーと一致する場合、指定されている投影法がダイアログに表示されます。一致しない場合は、ダイアログ内で「投影法」ボタンが有効になり、新しい投影法を選択することができます。
●新しいマップウィンドウにおける変更点
「マップウィンドウを表示」ダイアログで、前バージョンでは4つまでしかマップレイヤを選択できませんでしたが、ダイアログの修正により複数のレイヤを選択できるようになりました。
●ラベルの強化機能
<マップウィンドウのラベルオプションの設定>
マップ/オプションメニューにて、拡張レンダリング機能が追加されました。 ここで「アンチエイリアス」を指定すると、斜め表示などで文字表示の精度が悪かったラベルが綺麗に表示されるようになります。
<マップに自動表示できるラベルの増加>
通常のラベル表示よりは多く、ラベルの上書き表示のようには重ならずという指定が追加されました。
「上書き表示される場合は他の場所に表示」を選択すると、オーバーラップする自動ラベルを検出し、テキストをポイント、ライン、またはリージョンの周囲に再配置することにより、オーバーラップを防ぎつつ、より多くのラベルを表示できるようになりました。
<より多くの曲線ラベルの表示>
今まで曲線ラベルが対象の折れ線よりもはみ出した部分が40%を超えている場合、そのラベルは表示されませんでした。
今回の新機能で、はみ出し部分の率を変更でき、70%に設定すればラベル表示される対象が増えるようになりました。
●選択レイヤの表示と変更点に関する変更点
マップウィンドウのポップアップメニューに「選択内容を検索」「選択レイヤ全体を表示」「選択レイヤからすべて選択」「選択レイヤを編集可能に設定」の4つが追加されました。
マップウィンドウ上でマウスの右ボタンをクリックすると、マップのポップアップメニューが表示されます。
「選択内容を検索」
前バージョンまでのクエリー/選択内容を検索/現在のマップウィンドウ内と同様の処理。
「選択レイヤ全体を表示」
選択されているオブジェクトのレイヤを全体表示する。
「選択レイヤからすべてを選択」
選択されているオブジェクトのレイヤに対し、全て選択する。
「選択レイヤを編集可能に設定」
選択されているオブジェクトのレイヤを編集可能にする。
●テーブルフィールドのドラッグアンドドロップ機能の追加
テーブル管理/テーブル定義画面のフィールドをドラッグアンドドロップにて上下に移動することが出来るようになりました。
●アンチエイリアス機能
今までポリゴンの透過はポリゴンスタイルのハッチ処理などを駆使してご利用いただいておりました。
v9.5から、ポリゴンに対しアンチエイリアスを指定すると、背景として表示していた地図が透過されるようになりました。
●地図データ作成・編集の能力の向上
図形編集などCAD的な作業が改善されました。更に描画編集の主な機能をボタンパッドに集約し、簡単操作で編集作業ができるようになりました。
< 動作環境 >
オペレーティングシステム
- Windows 2000 Professional SP4
- Windows XP Home Edition SP2
- Windows XP Professional SP2
- Windows Vista Ultimate
- Windows 2003 Server
- Windows 2003 Server Terminal Services/Citrix Mata Frame v4.xテクノロジー
- Windows XP 64-bit
データベース
- Orecle 11g,10g,9iR2
- Microsoft Access XP
- Microsoft SQL Server 2000,2005,2008
空間データサポート
- MS AccessとMapInfo Professional
- MS SQL Server 2008 Spatial(読み込み)
- SpatialWare for SQL Server 2000/2005
- Oracle Spatial 11g,10g,9i
- ESRI SDE Database(読み込み)
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