舶用ディーゼル主機関遠隔操縦装置

500セット近くの採用実績を持つBMS-2000のコンセプトをそのままに、最新のエレクトロニクス技術を応用した、舶用ディーゼル主機関の遠隔操縦装置です。
BMS-2000で好評でありましたLCD表示装置を船橋及び制御室に、バックアップ操縦装置についても標準装備として採用しております。
各船級承認及びCEマーキングを所得済みであり、お客様のニーズにご満足頂ける装置となっております。
また、ルール変更による仕様変更についてもソフトウェアベースで柔軟・迅速に対応することが可能です。

BMS-2000 II
BMS-2000 II

製品詳細(BMS-2000 II、EMS-200 II共通)

当社の舶用低速ディーゼル機関用遠隔操縦装置は、40年を超える豊富な経験と3,700セット (2007年5月現在)を超える実績のもとに、最新のハイテク技術を駆使して開発されたものであり、 操作性・安全性・信頼性の向上と同時に経済性・メンテナンスの容易性の向上を追及しています。

構成

BMS-2000IIは次の5システムより構成されています。

1) 機関制御システム (ECS)
2) 機関保護システム (EPS)
3) 機関操縦システム (EMS)
4) 電子ガバナ (MAG)
5) テレグラフシステム(ETS)

特徴

C/Rバックアップ操縦機能を標準装備

ECSとEMS、及びMAGの回転数制御部を統合した制御モジュールの他に、EMSとMAGの回転数制御部 を統合したC/Rバックアップ操縦モジュールを標準装備しており、操縦機能の冗長性を 向上しています。

W/H、C/Rに大型カラー液晶表示を採用

12.1インチタッチパネル式カラー液晶画面の採用によって、表示部を統一し、充実した表示内容、視認性の向上を図っています。

卓内配線操作の効率化

機器間接続ケーブル及び外部電線用端子にはコネクタを使用しており、結線作業の低減、誤結線防止と保守・点検作業の省力化を実現しています。

高信頼性機器の継続使用

従来型装置で高信頼性が確認されているつぎの機器は継続使用しています。
・電子ガバナのアクチュエータとサーボドライバ
・速度調整ダイアル、RPMピックアップセンサ
・テレグラフロガー、テレグラフ受信機
・テレグラフゴング

その他

・ABS、DNV、LR、NKの型式承認をve取得
・Pre-warning Shut Down and Slow Downを標準装備
・CEマークを取得

構造図

構造図

上記「製品」についてのお問い合せは、メールアドレス まで、お願いします。

舶用ディーゼル主機関制御室操縦装置

舶用ディーゼル主機関の制御室操縦装置で、主機関の回転数、制御状態、自己監視状況、危急停止、危急減速要因をLCD表示装置に集中表示させることで、確認が容易に出来ます。
また、電子ガバナアクチュエータは小型で軽量化されており、エンジンタイプごとに4種類(50以下、60,70用、80,90用、98用)用意していますので取扱いが容易になっています。
(BMS-2000 II、EMS-200 II共通)

EMS-200 II
BMS-2000 II

エンジンテレグラフシステム

BMS-2000と同型のテレグラフ発信器を採用した高性能・コンパクト設計のエンジンテレグラフシステムです。
シリアル通信方式を採用しており、外部接続ケーブルの省線化を実現しております。
また、発信器側面のドット表示は高輝度LEDを採用しており、優れた視認性を確保しています。

ETS-200